フォーラム:視察という名の観光旅行

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問題提起

2012年、7月30日~8月8日の10日間、前各務原市長(森真氏)が、職員1人を随行させて、ロンドン・オリンピック観戦と周辺都市の視察と称して、ロンドンリバプールチェスターストラトフォード・アポン・エイボンヘイ・オン・ワイ、を税金で、旅行しました。旅行費用の総額は、2人で440万円です。自由旅行者ならもうおわかりですね。私が何をいいたいか。そして、自由旅行者ではない、各務原市民も気がつきました。この旅行について、詳細を明らかにし、自治体首長や公務員が仕事で旅行できる範囲、現在の旅費規程が妥当な物かどうか。はたまた、本件旅行にかぎらず、全国の自治体などで行われている首長、議員、公務員の視察全般について、自由旅行者の視点から研究するフォーラムです。

  • 市民が出していた監査請求は不当に却下されましたが、市長らは年末にあわてて余っていたお金を精算しました。監査委員は、市長らの主張を繰り返すばかりで、市民のあげた指摘や証拠を一切無視する態度に出てきました。今後、裁判で明らかになる公費を使った観光旅行の実態に注目していきたいと思います。
  • 名古屋高裁にて控訴和解調停となりました。法律の限界か。

参加者

フォーラム運営方針

フォーラムには、実名、匿名、どちらでも参加できます。参加者は上記に署名をお願いします。座長は、荒し防止のため、ある時期までは、不承、旅人:椋木昭夫が勤めさせていただきますが、参加者動向により安全と感じた時点で、選挙などを行い民主的に運営いたします。また、その運営方針も、民主的に決めていきます。これに関しても参加者はご意見を。(会話ページへ)

事例1

岐阜県各務原市長と市職員の2012年7月30日~8月8日のイギリス出張

フォーラム設置のきっかけとなった、旅ウィキ管理人の自治体の例。

■日程

●当初予定の日程表

日次場所時間交通スケジュール宿泊地
7月30日
(月)
中部空港発
[[ヘルシンキ]]着
ヘルシンキ
ヒースロー空港着
AY080
AY833
中部空港からヘルシンキ経由、ヒースロー空港へ[[ロンドン]]
7月31日
(火)
  女子ホッケー応援・激励ロンドン
8月1日
(水)
  ロンドン市内歴史的建造物保全事業視察ロンドン
8月2日
(木)
 列車女子ホッケー応戦・激励
リバプールへ移動
リバプール
8月3日
(金)
 専用車リバプール市庁舎訪問
市長との意見交換
関係者によるブリーフィング
音楽の街事業視察
リバプール
8月4日
(土)
 専用車チェスターへ移動
古い街並みを活用した商業振興事業視察
ストラトフォードアポンエイボンへ移動
ストラトフォードアポンエイボン
8月5日
(日)
 専用車ストラトフォードアポンエイボンにて
文学を活かした観光振興事業視察
ヘイオンワイへ移動
ヘイオンワイ
8月6日
(月)
専用車ヘイオンワイ庁舎訪問、視察
町長との意見交換
関係者とのブリーフィング
古書による地域活性化事業視察
ヒースローへ移動 
ヒースロー
8月7日
(水)
ヒースロー発
ヘルシンキ着
ヘルシンキ発 
AY080
AY833
ヒースローから[[ヘルシンキ]]経由、中部国際空港へ機中
8月8日
(木)
中部空港着  -
※市の企画書に添付された日程表の内容。この企画が起案されたのは、7月12日、なんと出発の18日前である。しかも、リバプール市長とのアポはなく、代理人が1時間程会ってくれるとのたった2行のメールが返ってきていただけ。--椋木昭夫トーク) 2012年12月4日 (火) 12:20 (JST)

■起案者の市職員が市長決裁を求めた企画書

            市長決裁の稟議書(1枚目)

[件名]イギリス行政視察について(伺い)

このことについて次のとおり出張してよろしいか

1.期間:平成24年7月30日(月)~8月8日(水)

2.用務地:イギリス      (ロンドンリバプールチェスターストラトフォード・アポン・エイボンヘイオンワイ

3.参加者:各務原市長       都市戦略部 都市戦略課 主事 (随行)

4.旅費(別紙「外国旅行旅費計算書のとおり)

  • 随行者の旅費については、「各務原市職員等の旅費支給規則8条2項により、上級者である市長と同額を支給する。ただし、航空賃については「旅費条例の運用方針3(2)に基づき搭乗クラスをエコノミーとする。
  • 7/30、7/31、8/1に宿泊するロンドンは、オリンピック開催期間中につき宿泊代が通常より高額であるため、「旅費条例の運用方針3(8)に基づき調整することとし、業者見積もりによる実費支給とする。


           海外視察について(2枚目)

1.視察日    7月30日(月)~8月8日(水)10日間

2.訪問先   英国 ロンドンリバプールチェスターストラトフォード・アポン・エイボンヘイオンワイ

3.視察目的    市民をはじめ当市関係者が多数出場し、活躍が期待されるロンドンオリンピック女子ホッケーチームを、市民を代表して応援・激励するため。 また、あわせて「夢ある都市」具現化への取組みである「音楽の街」「本の街」事業等について、先進都市を訪問・視察し、関係者との意見交換等を行い、今後の施設充実に資するため。

4.視察行程   別紙行程表のとおり

5.視察事項等

  • 日本女子ホッケーチームの応援及び激励
  • 歴史的建造物保全事業視察
  • リバプール市庁舎を訪問し、音楽の街事業について市長との意見交換、ブリーフィング及び視察

6.視察参加者   各務原市長   各務原市都市戦略部都市戦略課 主事(随行)

※この市長決裁の稟議書は、出発18日前の7月12日に起案され、即日決裁されている。後にわかったことだが、この時点で、リバプール市長とのアポはなく、市長との意見交換はうそであることが判明している。市長初め、主事の所属する都市戦略部及び総務部の係長以上全員の承認印がある。--椋木昭夫トーク) 2012年12月4日 (火) 12:20 (JST)

■予算明細

●外国旅行旅費計算書(各務原市長)

 
区分支払金額備考
各務原市役所前⇔中部国際空港0円公用車利用
[[中部国際空港]]⇒[[ロンドン]] 往復750,000円ビジネスクラス
中部国際空港施設使用料2,500円
現地空港税26,500円 
燃油サーチャージ及び航空保険料49,000円 
航空券発券手数料1,000円 
列車代12,000円 
交通費金額(小計)841,000円 
日当合計75,900円 
宿泊料合計411,700円 
支給総額1,328,600円 

●外国旅行旅費計算書(職員)

 
区分支払金額備考
各務原市役所前⇔中部国際空港0円公用車利用
[[中部国際空港]]⇒[[ロンドン]] 往復200,000円エコノミークラス
中部国際空港施設使用料2,500円
現地空港税26,500円 
燃油サーチャージ及び航空保険料49,000円 
航空券発券手数料1,000円 
列車代12,000円 
交通費金額(小計)291,000円 
日当合計75,900円 
宿泊料合計411,700円 
支給総額778,600円 
●日当内訳(2人共通、1人あたり)
月日日当宿泊料
7月30日8,300円100,000
7月31日8,300円100,000
8月1日8,300円100,000
8月2日8,300円21,500
8月3日7,000円21,500
8月4日7,000円21,500
8月5日7,000円21,500
8月6日8,300円25,700
8月7日8,300円
8月8日5,100円 
合計75,900円411,700円 

●専用車賃貸借料

項目数量単価金額
空港送迎専用車代(7月30日、8月7日)2日30,000円60,000円
専用車代(8月2日、ホテル⇒ロンドン・ユーストン駅)1日55,000円55,000円
専用車代(8月2日、リバプール・ライム・ストリート駅⇒ホテル1日21,000円21,000円
専用車代(8月3日~8月6日)4日116,000円464,000円
合計600,000円 
●ガイド委託料
項目数量単価金額
空港送迎通訳ガイド代(7月30日、8月7日)2日62,500円125,000円
同行通訳ガイド代(7月31日~8月6日)7日225,000円1,575,000円
合計1,700,000円 
※同行ガイドは、議会での答弁で、ブルーバッチガイド England-flag.gif を依頼したことが明らかになっている。ちなみに、ブルーバッチガイドは観光ガイドである。

■現在判明している視察箇所

ロンドン

バッキンガム宮殿タワー・ブリッジ大英博物館ビッグ・ベンロンドン塔ウエストミンスター寺院、リバーバンク・アリーナ(ホッケーの会場)、自治体国際化協会( クレア)ロンドン事務所

  • ※これらの場所って、「市民を代表して」、多額の税金使って、仕事で見に行くとこ?
  • ※クレアは、出発直前に先方から、「お時間があればお立ち寄り一服して下さい」とメールが来て立ち寄っただけ。

リバプール

リバプール市役所(市長代理人との懇談)、ビートルズ・ストーリー(持ち帰った視察資料で判明、なんと視察資料はここの観光客用パンフレットのみである)、キャヴァーン・クラブ(記念写真に写っていたので判明)。

チェスター

チェスター大聖堂(持ち帰った視察資料?の中に日本語パンフがあったので判明)、街並み。

ストラトフォード・アポン・エイヴォン

街並み。

ヘイ・オン・ワイ

町庁舎(副町長、商工会議所メンバーと懇談)。古書の街。

  • ※うん、これは視察だ。でも商店街空き店舗利用の古書の街ちゃんと作ってね。ネットで古本検索して買える時代に成り立つかどうかもちゃんと調べてね。ヘイオンワイに古本屋が集積しはじめたのは、本買い取り制のイギリスで、しかも、50年前の話。2匹目のドジョウいます?)


  • 上記の視察先の中で、現地の人とアポのあるのは、リバプールの市長代理とヘイ・オン・ワイの町長代理だけ。しかも、市長あての手紙を無視されて、督促のメールを出して、代理人と会う約束を取り付けただけ。(いわゆる、アリバイ工作です。)

■資料

■監査

11月29日、市民団体が提出した監査請求は、不当に否決されたが、市長らは、監査請求後の年末に、一部お金を返している。余ったお金を自分の物にしていただけでも不当なものだが、どうみても観光旅行なものを視察といいはるかぎり、やはり、監査委員も市長の顔色を見ながらの監査であったことは、こちらの発言や証拠が全く無視されたことでも立証された、市民団体は今後裁判を起こすことを提起している。--椋木昭夫トーク) 2013年2月2日 (土) 18:02 (JST)

■報道

●11月29日、市民らが監査請求。

■意見

ご意見は会話ページへ。

  • 発覚した新証拠についての意見も新たに加えました。--椋木昭夫トーク) 2013年5月25日 (土) 15:11 (JST)

■この事例の経過

  • 2012年7月30日~8月8日 岐阜県各務原市長(森真氏)が市職員1名を伴って10日間のイギリス旅行を実施。
  • 2012年9月 9月議会で日本共産党の波田野こうめ議員が追求。
  • 2012年10月 日本共産党の議員団ニュースで、市民の知るところとなる。
  • 2013年11月29日 怒った市民(超党派)らが市民監査請求を請求。全国紙、地方紙、NHKなどで報道された。
  • 2013年12月 あわてた市長らが部分的に返金。
  • 2013年1月 市民監査請求を監査委員らが不当却下。
  • 2013年2月 市民らが岐阜地方裁判所へ全額返還を求めて提訴。
  • 2013年4月 市長選挙で森真市長落選。
  • 2014年11月 名古屋高裁における控訴審で和解となり、森元市長が、旅行費用のうち60万円のガイド料を市に過剰出費として返却し、市民らに20万円の訴訟費用を支払うことに同意した。

■結果

2014年11月21日、名古屋高裁の裁判官は、市民らの主張を認めながらも、法律的に違法性を立証することが困難であると判断し、何度も和解を提案した。市民側も責任逃れの和解案に一度は拒否したものの、過大な出費を認める内容に最終的に応じた。内容は、森元市長は、市に仕事に関係のないと思われる旅行費用の一部(オリンピック観戦中と送迎のガイド料、総額60万円)を返金し、市民に訴訟に要した費用20万円を支払うというものだ。

事例2

京都市会議員(当時)6名が2001年8月、10日間アメリカへ出張

解説

一部有罪の判決が出た例として紹介します。

報道

事例3

山梨県会議員(当時)11名がそれぞれ、2009年9月~10月アメリカエジプトトルコ韓国、屋久島などへ出張

東京高裁(第二審)判決主文

1 原判決を取り消す。

2 被控訴人は,皆川齢こ対し89万9847円を,山下政樹に対し89万9658円を,鈴木幹夫に対し89万9523円を,高野剛に対し107万0174円を,大帝軍治に対し107万0174円を,浅川力三に対し107万0174円を,望月勝に対し107万0174円を,堀内富久に対し107万0174円を,渡辺亘人に対し17万0844円を,石井備徳に対し17万0844円を,中村正則に対し11万7198円をそれぞれ山梨県に支払うよう請求せよ。

3 訴訟費用は,第1, 2番とも被控訴人の負担とする

  • 判決文全文(ファイルが重すぎてブラウザーで表示できない場合は、右クリック>名前をつけてリンク先を保存>を選択して、PC内に一度ダウンロードしてからファイルを開いて下さい。

解説

一般観光地の見学、単なる産業見学やクレア訪問を、行政上どうしても必要な渡航とは認めず、有罪となる画期的(当然なんですが)判決が出ました。東京高裁はきわめてまともです。たとえ視察に偽装されていても(偽装すらされてないものも多々あるのですが)職業上どうしてもそこを見てこない限り、職務遂行上差し障りがあることを示せなければ、単なる教養を高めたり、仕事の参考にする程度のものは、私的旅行で、私費で払うべきというあたりまえの判決。

報道

参考サイト

公子の銀河鉄道ー裁判所での弁護士と被告人のやりとりがおもしろい。 こごし智子ー議会での追求。

事例4

長野県東御市市会議員による平成23~24年にかけて行われた国内視察

解説

議員や首長の視察に肯定的意見を持つ議員による視察。前各務原市長のように大金を湯水のように使い豪華な観光旅行をし、内容を市民に隠蔽するのでなく、わずかな旅費で効果的(市民の役に立つ)な視察を行い、積極的にその内容を公開している。この議員の場合、自分の議員報酬までも公開していてる。その違いが際立つ内容だ。